●『黄道十二宮のダイナミック画法』
黄道十二宮のマークを瞑想的に描く。それは、自分を整えることにも役立ちます。
連続講座「季節のめぐりに合わせて R.シュタイナーの黄道十二宮を味わう」に取り入れてみると、大きなスケッチブックに向かう参加者みなさんの「静けさ」が物語っていました ―このダイナミック画法のすばらしさ、奥深さ、精神性を。
私は、プロの翻訳家でもなく、ドイツ語が堪能なわけでもありません。けれども、黄道十二宮について学びたい、という気持ちが、人一倍強いことだけは自信があり、同じ志を持つ人には、この本はきっと役立つだろう、という確信もありました。
そして、もうひとつ。これまで私は、翻訳機を使ってではあっても、自分の学びのために、R.シュタイナーをはじめ、多くのドイツ語の本を読んできました。このようなプロセスをたどってきたこと、そのものが、特にアントロポゾフィー関連で、読みたい書籍が翻訳されていないからとためらってしまう人たちに、何らかのヒントを手渡せるのではないか、と思ったのです。 ― それが、この本を、「ドイツ語と日本語の併記」にした理由です。
著者のライナー・シュヌーレさんは、山羊座で「Satori(悟り)」という日本語を使っていることにも、深いご縁を感じています。
日本のみなさんの中で、この黄道十二宮のダイナミック画法が、水を得た魚(魚座)となり、13番目の星座として泳いでくれることを願ってやみません。